フィリピンの庶民派乗り物と言えば、、、以前に紹介したジプニー。
さらにジプニーより庶民派にした身近な乗り物がトライシクルです。 トライシクルとはバイク(運転手が操作)の横に2人乗りの車を付けてお客を乗せるバイクのタクシーのようなものです。 おじさんの横に付いている車に2人乗れます。 後ろから見るとこんな感じです。 このトライシクル、それぞれのグループでなわばりのように走る地域が決まって いるそうです。 グループ以外のトライシクルが勝手に領域に入ったらいけないんですって~。 チャララ~♪“仁義なきトライシクル”! でもですね~、この走る領域がですね~、狭いんですよっ! 全部歩いても10分以内くらいの面積! 前にフィリピン人はちょっとの距離でも歩かない、とお話しましたけど まさにこのちょっとした距離のための乗り物なんです。 日本人なら「こんな短い距離歩けばいいじゃん!」っていう距離なんですね。 アテネオ大学からフィリピン大学まで歩いて10分~15分ですけど、 この前アテネオ近くからトライシクルに乗ろうとしたら そんな所まで走ってない、と乗車拒否されましたよ~~~!! 日本だと近すぎて乗車拒否でしょう~。 フィリピンじゃ遠すぎて拒否されるのです~。 それで、それを教訓に今度は領域内まで歩いて行き、初めて夫と乗ってみました! 今度は乗せてもらえました。 でも私も夫も始めて乗ったので料金がいくらか知りません。 降りるときに聞けばいいと思って、着いたら “How much?” と聞きました。 この庶民派トライシクルで英語で話したこと自体、外人バレバレだったのですが 私達はフィリピン語が話せないので仕方ありません。 「トライシクルの値段を知らないで乗った客」 + 「英語を話す外人」 という要素があってか、 運転手は “Twenty” と言ってきました。 でも何か口をモゴモゴさせて小声だったのでよく聞き取れず、 “twenty?” と私は聞き返しました。 すると急に元気がない感じで暗~くて、 “Yes, mum.” と蚊の鳴くような声で言ってきました。 20ペソは日本円にすれば50円くらいですから激安ですが、フィリピンの庶民派 乗り物としてはこんな感じなのかな~と思って20ペソ札を出して払いました。 払い終わって降りた後もそこをしばらく動かずものすご~~~~く 腑に落ちてない顔でこっちを見ていました。 何か悪いことしちゃったかしら、と心配になって 夫に 「ねえ~、なんか、すごい不満そうな顔してるよ、チップあげた方がいいんじゃないの?」 と言いましたが、トライシクルにチップは払わなくてもいいらしいのです。 その場はよくわからないまま離れましたが、後でアキコさんに聞くと 料金は12ペソ!!!でよかったのです。 結果的にぼったくりでございました。 アキコさん曰く、料金は場所によっては15ペソの所もあるから分からない時は とりあえず10ペソ出して降りればいいのよ、とのこと。 「足りなかったら追いかけてくるから大丈夫よ」だそうです。 すごいわ~、こうでないとフィリピンでは生きていけないわね、と勉強に なったのでした、、、。 そうそう、日本のように「正確な値段」を提示したり、「お釣りをくれる」のを 当然と思ってたらこういうことになるのですね。 特にトライシクルは手軽な庶民派乗り物ですから、、。 でも何であの運転手さんは20ペソ取っておいてあんなに暗かったのか、、。 こっちが暗くなりたいわっ!!と思ったけれど、、、笑。 良心の呵責なのか、、う~ん、クリスチャンの国ですものね~。なんて 人間の善を信じたいですっ! (涙) トライシクル初乗りの感想は、、予想以上に楽しかったのは事実です♪ アキコさんはジプニーよりトライシクルの方が一人で気軽に乗れるし、 家の前まで運んでくれるから好き、だと言っておりました。 慣れるとこんなに気軽な乗り物はないらしいです。 私は、、多分これからはこの近距離は歩くと思いますけど~。笑 みなさんもトライシクルをお使いの際は10ペソ札で降りてみてね。 (足りなくて追いかけてくるでしょう~ 笑) くれぐれもお釣りはないように~☆ (返ってきませんよ~☆多分、、) カティプナン通りを風を切って走るトライシクル♪
by makimariat
| 2006-10-31 02:44
| フィリピン
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